フルバランスポタアン「REX-KEB02」の実力

現在、ポータブルヘッドホン・アンプ市場で最もホットなキーワードとして 「バランス」という言葉が挙げられます。「バランス接続」「バランス駆動」などなど、どれも音質向上を目的と していることに変わりはありませんが、その意味合いは大きく違います。

バランス接続とは?
バランス接続とは、左右のチャンネルそれぞれに「+(ホット)」側 「ー(コールド)」側が独立している接続方法で、いわば、右チャンネル用の信号ケーブルが+(ホット)とー(コールド)で2本、同じく左チャン ネル用として+(ホット)とー(コールド)で2本、合計4本のケーブルでアンプとヘッドホンが結線されています。  ところが、ヘッドホン端子は左右の「+(ホット)」と「ー(コールド・共通GND)」 の3本しか用意されておらず、ー(コールド)側は左右で共通結線になっている のが一般的です。  これに対して、左右ともにー(コールド)側が左右独立した結線となっているの が世間で呼ばれている「バランス接続」というものです。 ヘッドホンの世界ではまだまだ珍しいですが、スピーカーの接続では、ごく一般的な結線方法となります。

HF Player接続例
図 左側 バランス、右側 アンバランス イメージ

バランス駆動とは?
REX-KEB02img バランス駆動とは、別の言い方をすると 「差動型」「プッシュプル」といった名称になります。これは、接続方法のことではなく、アンプ側の駆動方法のことになります。  現在、アンプ駆動方式として一般的なものは「非差動型」です。 これは、+(ホット)側だけにアンプが搭載されており、ー(コールド)側 にはアンプが付いていません。一方、差動型アンプの方は、+(ホット)側とー(コールド)側それぞれに アンプが搭載されております。これにより、非差動型アンプと比べよりしっかりとした駆動力が得られ、それが結果的に音質向上へと繋がります。
REX-KEB03, REX-KEB02iPは、単に結線を「バランス化」しただけではなく、ヘッド ホンの駆動方式も「バランス駆動」とすることで、より高次元な音質追求を 行っています。 結線および駆動方式ともに「バランス」化しているREX-KEB03, REX-KEB02iPは、アナログ領域においても左右の信号が交じり合う要素は一切ありません。 例えばフルオーケストラの場合、各楽器の定位がより一層際立ち、ディテールの再現性が著しく向上します。ドライブユニットを完全な形で駆動することで、ダンピングファクタ特性が向上し、非常にキレのある立ち上がりの良いサウンドが体感できます。 従来のヘッドホンも当然のことながら高音質で再生するために、バランス 出力・アンバランス出力は、各々独立したヘッドホンアンプを搭載。それぞれが 最良の形でチューニングされているので、バランス駆動はもとより、アンバランス 駆動においても、非常にクオリティの高いサウンドを実現しています。

多彩なバランス出力機能を持つ「REX-KEB03」
REX-KEB03には、現在巷で採用されているバランス接続の中、多くのパターンでの接続に対応するよう設計されています。 例えば、ラトックがこれまでも採用しているマイクロ(2.5Φ)モノラルx2のいわゆる「ラトック型」はもちろん、AKシリーズに採用されている2.5Φ4極バランス(REX-KEB03 R側)、またSONYで採用されている3.5Φバランスに2.5Φの変換アダプター(SONY PC-262S)を接続することで、そのままREX-KEB03に接続し、音楽を楽しんで頂くことが可能です。

REX-KEB03の対応プラグ
シングル(アンバランス) ラトック型(バランス) AKシリーズ採用型(バランス) SONY採用型(バランス)
3.5Φ ステレオミニ x1 2.5Φ マイクロモノラル x2 2.5Φ 4極 マイクロ x1 3.5Φ バランス x2 + 2.5Φ変換

ラインナップ

REX-KEB01(F) REX-KEB01 C,CR / C2 REX-KEB02iP REX-KEB03
接続したイヤホン/ヘッドホンのクロストーク特性、分離感、表現力を向上。チャンネルセパレーションに優れたバランス駆動型ポータブルヘッドホンアンプ REX-KEB01にSHURE社SEシリーズ用MMCX交換用ケーブル付属モデルと、SENNHEIZER社 HD25-1 II交換用ケーブルが付属の改造が不要なモデル 搭載する2つのモードで、どんな場所でも好きな音楽を楽しめる、フルバランスポータブルヘッドホンアンプ ESS製DACを搭載し、入力から出力までフルバランス構成回路を実現。オーディオライフをより面白くする、フルバランスポータブルヘッドホンアンプ
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