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接続から音楽再生までの流れ

1. DLNAとは?

DLNA(Digital Living Network Alliance)とは、一般的な家電(テレビ・レコーダー)や、パソコン・スマホなどのデバイスを、メーカー・機器を問わずLANを通じて、データのやり取りをおこなえるよう定めた「ルール(ガイドライン)」です。

2. REX-LinkWF1の配信形態

REX-LinkWF1には「PUSH Controller(サーバー)」と「デジタルメディアレンダラー(クライアント)」の2つで構成される「2BOX」と、「デジタルメディアサーバー(以降DMS)」と「デジタルメディアコントローラー(以降DMC)」そして「デジタルメディアレンダラー(以降DMR)」の3つで構成される「3BOX」2つの方法で接続することが可能です。
※Push Controller : ユーザーインターフェースとデータ配信機能を備えたコントローラー(パソコンなど)
※DMR : コンテンツの再生をおこなうためのデバイス(REX-LinkWF1)
※DMS : コンテンツを保存・配信する為のデバイス(DLNA対応のNASやパソコンなど)
※DMC : コンテンツの操作を行うためのデバイス(スマホやタブレットなど)

2BOX
図1. 2BOXの接続例

ユーザーインターフェースとデータ配信機能を両方を持つサーバー(PUSH Controller)とクライアントであるREX-LinkWF1(DMR)を同一ネットワーク上に接続することで、サーバーから直接指示を出し音楽を再生させることが可能です。

2BOX
図2. 3BOXの接続例

DMCには、DMSからのデータの表示を元にDMRへ再生の指示をする機能があります。 また、DMC内部にあるデータをDMRへ送る場合などは2BOXの形態でデータを転送します。

3. DLNAの互換性

DLNAは「ルール」というお話をしましたが、メーカーはDLNAという共通の「ルール」によって、互換性を保っています。基本的な「再生・停止・巻き戻し」など、共通する部分に関しては互換性があります。 しかしながら「規格」ではなく「ルール」であることから、一定以上の機能(拡張機能)は、各メーカーに委ねられています。 したがって、拡張された機能には互換性がありません。例えば、A社の製品(プレーヤー)とB社の製品(サーバー)(どちらもDLNA対応)のものをLANで繋いだ場合、 DLNAによってB社のサーバーからA社のプレーヤーへデータの再生が可能ですが、B社のサーバーが(拡張機能により)Cというファイル形式に対応していたとしても、A社の製品がそのファイル形式に対応していなければ、再生することはできません。


図3. DLNA互換イメージ

DLNAは基本的なルールのみ、拡張される部分については各メーカー独自の判断により策定される為、 A社とB社で対応するものが異なります。

4. PUSH Controller機能、DMC機能を持ったアプリ

DMCは、DMSなどの外部データ(DMC本体のデータ含む)へのアクセス、REX-LinkWF1への再生指示を行うためのコントローラーで、DMS・DMC共にユーザー自身で構築させる必要があります。 例えば、REX-LinkWF1専用のアプリケーション「WiPlayer」であれば、当然ながら親和性も高く、少ないステップで構築させることが可能です。また代表的なDMSとして、Windows 7のWMP(Windows Media Player11以上)や、「Twonky」「Media Monkey」などが有名です。 コントローラーとしてはスマホではREX-LinkWF1標準のアプリである「WiPlayer」、汎用アプリの「Skifta」「Twonky」「UPnPlay」など 様々なコントロールアプリが存在します。

※汎用アプリはサポート対象外となります。

ネットワークオーディオ基礎 ネットワークオーディオ基礎 ネットワークオーディオ基礎

接続から音楽再生までの流れ

REX-LinkWF1 Wi-Fi/LAN対応ミュージックレシーバー REX-LinkWF1

REX-LinkWF1

  • ◆ 手軽にネットワークオーディオを実現するミュージックレシーバー
  • ◆ 接続方法は有線接続・Wi-Fi接続の2種類、Wi-Fi接続ならWPSで簡単接続
  • ◆ スマートフォン・タブレットから選曲・再生
  • ◆ 複数台を同時にグループ再生が可能
  • App store, Googleplay
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