iPodやiPhoneの普及により、利便性の高いPCオーディオに移行する流れはますます進んでいます。

PCオーディオでは、音楽CDの代わりにパソコンに保存した音楽データを再生します。パソコンなら、インターネット購入やCD取り込み（リッピング）などで音楽データが増え続けても、タイトルやアーティスト、お気に入りなどが管理しやすく、大量のライブラリーから聴きたい音楽を探す手間が省けます。

パソコンでは、CDプレーヤーでは対応できない「ハイレゾ音源」を再生することができます。

ハイレゾ（High Resolution）音源は、CD音源（16bit/44.1kHz）を超えるデータ量をもつ音源です。CDは可聴域 （20000Hzまで）の収録ですが、ハイレゾ音源には非可聴域も含めた収録がおこなわれています。現在ネットで配信されているハイレゾ音源は、24bit/96kHzが主流です。量子化ビット数は音声の大きさの細かさで、24bitは16bitの256倍の分解能となります。サンプリング周波数は時間当たりにデジタル化する細かさで、96kHzは44.1kHzのおよそ2倍細かいことになります。 量子化ビット数やサンプリング周波数の値が高い音源ほど、データ量は多くなりますが原音に近いサウンドであるといえます。