RAL -RATOC Audio Lab-

PCオーディオ導入マニュアル

3-1.DSD音源について
3-1-3.DoP方式とは

USB DACでDSD音源をネイティブ再生する際のデータ伝送方式には、DoPとASIO 2.1があります。 RALシリーズは、Windows/MacOS両方で対応可能なDoP(DSD Audio over PCM Frames)を採用しています。

DoPはPCM(24bit/176.4kHz)のフレームにDSDデータとマーカーを格納して、USB DACへ伝送します。 これはPCM変換ではなく、PCMフレームという容れ物を利用した伝送処理です。OS標準のUSB Audio Classドライバーは DSDに対応していないので、そのままでは転送することはできません。DoP方式では、DSDデータをPCMデータに見せかけることで転送をおこないます。 USB DACは受け取ったデータのマーカーを見てDSDを識別し、フレームからDSDデータを取り出して復号処理をおこないます。

※RAL-DSDHA1/DSDHA2はASIOのPCM音源再生には対応していますが、ASIO 2.1によるDSD音源のネイティブ再生には対応していません。

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